子宮筋腫のある患者様へ 院長先生も子宮筋腫があり,手術受けました
子宮筋腫とは
子宮筋腫とは子宮にできる良性の腫瘍(できもの)です。がんではありません。
女性の3~4人に一人は子宮筋腫があります。
婦人科ではもっともありふれた病気です。
ちなみに院長先生も30歳のときから子宮筋腫があります。
サイズも2cmと小さいので様子をみていたのですが、
どんどん大きくなり46歳のときに遂に手術を受けました。
子宮筋腫の治療
院長先生のように、手術まで必要なケースは少数で、ほとんどの方は経過
観察で十分です。
手術の基準はまずサイズ。7~8cm以上では手術を勧められるケースが多いです。
もう一つは、貧血。貧血の数字(Hb)が8以下では手術を勧められるケースが多いです。
あとは不妊。子宮筋腫が原因で不妊になっている場合や、妊娠しても妊娠中に早産などの支障が予想される場合には、手術を勧められるケースが多いです。
最後に、子宮肉腫と呼ばれる癌の疑いがある場合も、手術を勧められることが多いです。
子宮筋腫の治療は手術が基本ですが、それに代わる治療としてホルモン治療もあります。貧血がひどい方にホルモン治療で生理を止めてしまうことで、貧血を治し手術を回避します。
当院では手術はおこなっておりませんので、必要な場合には、県内の総合病院へ紹介させていただきます。