不正出血のある方へ
40歳未満の方の原因
①若さ
10代の女性では、卵巣の働きが未熟なため、病気ではなくても不正出血することがあります。
②ストレス
心身どちらのストレスでも不正出血はします。
治療をしなくても自然に止まることが多いです。止血しない場合は、治療することもあります。
③排卵期出血
排卵日周辺で出血することがあります。治療の必要はなく心配いりません。
④子宮頸がん
不正出血がある場合、一番こわい病気として子宮頸がんを考えます。
子宮頸がんは性交経験のない女性には発症することがありませんので処女の場合は検査の必要はありませんが、性交経験のある女性では必要になります。
いずれにせよ検査や診察をしないと原因の特定ができませんので、受診されることをお勧めします。
40歳以上の方の原因
①更年期
更年期になると卵巣の働きが低下して不正出血することがあります。
出血が長期間に及ぶ場合や量が多い場合を除き治療の必要はありません。
②子宮がんなどの病気
子宮頸がんや子宮体がんが原因のことがあります。
検査を受けましょう。
閉経後の方の原因
①萎縮性膣炎
閉経すると、女性ホルモンが減ってしまうため、膣の壁がうすくなり弱くなって膣の炎症を起こし不正出血が起きます。
治療すればすみやかに治ります。
②子宮がんなどの病気
子宮頸がんや子宮体がんが原因のことがあります。
検査を受けましょう。