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生理前に体調が悪くなる方へ

生理前になると体調が悪くなることをPMS(月経前緊張症候群)といいます。

症状はさまざまで、むくみ、乳房の痛み、腹部が張った感じ、身体のだるさ、眠気、食欲の増加、頭痛、肩こり、イライラする、気分が落ち込む、涙もろくなる、便秘になる、など人によって様々です。
軽い症状ならほとんどの女性が経験していますので、問題はありません。
 
しかし、仕事や学校を休んだり、家族に負担をかけている場合は、治療した方がよいでしょう。
体調が悪いのが普通だと思ってこれまで我慢していた辛い症状が、治療によって改善されて初めて、これまでの体調の悪さが異常なものだったのだと気付く患者様も多いのです。
特に、PMSの患者様は、その情緒不安定さのために周囲との人間関係のトラブルを起こしやすく、公私ともに損をすることがあります。
辛いと感じていたら我慢しないで、一度ご相談ください。
 

PMSの原因

排卵によっておこるホルモンの変化、糖質の取りすぎ、ビタミンB6欠乏、鉄分不足(貧血)が原因です。
ストレスはPMSの悪化因子になります。

PMSの治療

食事療法と薬物治療が基本となります。
 
PMSの患者様は糖分過多の方が多く、糖質を控えてタンパク質を多く取る食事療法が必要です。
糖分をとればとるほどビタミンBが欠乏しますので、さらにPMSが悪化していくという悪循環に陥ります。
また、貧血の方は糖分を欲しがる傾向にあり、貧血を治すことも必要になります。
 
薬物治療には以下の選択肢があります。

①低容量ピル
 ピルはPMSの治療で最も一般的な方法です。
7割の方に有効です。

②漢方治療
ピルが多くの人に効くのに対し、漢方薬による治療の効果には個人差がありますが、人によっては劇的に効果があり、生理痛の改善にも効果がみられます。

③サプリメント治療
ビタミンBと鉄分を サプリメントで補充します。 保険適応外のため自費診療になりますが、薬を使わない自然療法になります。
通常のサプリメントでは効果がなく、治療用のサプリメントが必要になります。

院長のPMS体験

実は院長自身も若い頃PMSがありました。
当時はまだ学生で医学的な知識がなかったので、まさかPMSだと気付いていなかったのですが、今思うと確実にPMSでした。
 
生理前になるとイライラして菓子パンやスイーツなどをドカ食いしてしまうことがあり、イライラするので運動などもするのですが、運動して何日かするとまた生理が来て…の繰り返し。
当時は生理周期との関連にまったく気が付きませんでした。
貧血もあったので、それも原因だったのだなと思います。
医師になってから生理痛のためにピルを飲み始めたら、気が付けば生理痛だけでなく、PMSもなくなっていました。
感情の起伏がないと心も体も本当に楽です。
若い頃イライラしていたのは、反抗期や思春期でなく貧血とPMSだったのだなぁと今になって感じます。