不妊症の定義
1年程度の期間避妊せずに性交をしているものの妊娠しない場合、不妊症と診断されます。
日本産科婦人科学会は不妊症を「生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定期間避妊することなく通常の性交を継続的に行なっているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊といい、妊娠を希望し医学的治療を必要とする場合を不妊症」と定義しています。
分かりやすく言うと、妊活をしているけど1年間子供を授からない状態のことです。
当院での不妊治療
当院ではタイミング治療による不妊治療のみ行っております。
※保険診療
当院は人工授精は行っておりません。
必要な場合は、実施している医療機関に紹介いたします。
体外受精は不妊治療専門の医療機関で行われております。
当院は専門の医療機関ではないため、タイミング治療を半年間実施しても妊娠しない場合は、体外受精をお勧めしますので、実施している医療機関へ紹介させていただきます。
38歳以上の不妊症の方は、すぐに体外受精が必要です。
原因を調べるより一刻も早い体外受精が必要になりますので、不妊治療専門の医療機関の受診をお勧めします。
当院での栄養療法による不妊治療
不妊の原因として女性の栄養不足があります。
タンパク質やビタミン・ミネラルが不足すると妊娠しにくいことがわかっています。
サプリメントを飲みながら、不妊治療を受けて妊娠率を上げることができます。
★不妊の方にお勧めのサプリメント
①ヘム鉄
フェリチン値が40以下の女性は妊娠しても流産率が高いので、妊活中の女性はフェリチン値を40以上にしたほうがよいでしょう。
フェリチン値は採血検査で調べることができます。
②ビタミンD
ビタミンDを補充した方が体外受精の妊娠率が上がることがわかっています。
ビタミンDは脂溶性のビタミンで、妊活中の人は必ず天然型サプリを服用する必要があります。
薬は人工物なのでお勧めできません
③ビタミンB
妊娠中の女性がビタミンBを服用すると出生児のIQが高くなることがわかっています。
また代謝の改善にも有効です。
妊活中の患者さんの場合、サプリメントは栄養療法を実践している医療機関のものを服用してください。
胎児への安全性が優先されます。
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