性交痛でお悩みの方へ
閉経前の方
性交時挿入されるときに膣の入り口で痛みを感じる方は、前戯不足などであまり濡れていないのに挿入される場合です。
こういうケースは病気ではありません。
挿入後に奥の方で痛みを感じる方は、淋菌やクラミジアなどの性感染症また子宮内膜症の疑いがあります。
一度、医療機関を受診されることをお勧めします。
閉経後の方
閉経すると女性ホルモンが減ります。
その結果、膣の潤いがなくなり、性交痛を感じる女性が増えてきます。
これ自体は病気ではなく、加齢変化の一つですが、悩んでいる方には以下の治療法があります。
①潤滑ゼリー
ドラッグストアや当院で購入することができます。
1000円前後の商品です。保険は使えません。
②女性ホルモン補充療法
乳がんリスクや血栓症リスクなどもありますので、治療を始める場合には事前に医師の診察が必要になります。
リスクもありますが効果もありますので、両者を天秤にかけてリスクが少ない方にはお勧めです。
保険診療で受けることができます。
③レーザー治療
モナリザタッチというレーザー治療機器があります。
それを照射すると膣粘膜が若返り、性交痛が改善されます。
自費診療になります。詳細は当院HPのモナリザタッチのページをご覧下さい。