生理日をずらしたい患者様へ
生理日をずらす方法には生理を早める方法と遅らせる方法があります。
それぞれメリットデメリットがありますのでご希望の方法を選んでください。
使用する薬剤:プラノバール(中容量ピル)
★月経を早めたい方
生理2~3日目からプラノバールを1日1回10~12日間服用する。
長所:生理を避けたい期間に薬を飲まなくてもよい。
短所:失敗することがある。確実に生理を早められるわけではない。
★月経を遅らせたい方
予定生理の5日前、あるいは避けたい日の5日前からプラノバールを避けたい最終日まで1日1回服用する。
長所:確実に生理をずらせる。
短所:生理を避けたい期間に薬を服用することになるので、吐気、頭痛、倦怠感、むくみなど薬の副作用がでた場合、体がしんどい。
★避けたい日まで日数の余裕がある方
2か月前の生理がきたら2週間以内に受診ください。
1か月前の生理を遅らせるので、確実にずらせるメリットがあるうえ、避けたい期間に薬を飲まなくてもいいので、もし副作用がでても支障がない。
生理を避けたい期間に薬を飲まなくてもよい。
ダブルのメリットがあります。
例)9月〇日の生理を避けたい場合、7月の生理がきたら2週間以内に受診する。
副作用
★副作用
吐気、頭痛、倦怠感、むくみ 10~20%
血栓症(血管内に血の塊ができる病気)
発症率 1万人に3~9名
死亡率 10万人に1名
※参考
交通事故での死亡率10万人に8名
月経移動の薬を飲んではいけない方
以下の方は、ピルを飲んではいけないため、月経移動はできません