メルスモン注射に関するご案内
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更年期症状でお悩みの方へ

   更年期症状には個人差があり、早い人は40歳、遅い人では50代後半に自覚します。ほとんどの女性が体験する更年期症状ですが、その程度には個人差があります。厳密な治療の基準はありませんが、ご本人がつらいと感じている場合は、治療を受け たほうがいいと思いますので、更年期指数を参考に、まずはご自身の程度を把握しましょう。
 
 更年期症状を我慢されていた患者様の多くから、「こんなに楽になるのなら、もっと早く 治療を受けていればよかった」とお言葉をいただくことが多いです。
 
簡易更年期指数(SMI)
症状の程度に応じ、自分で〇印をつけてから点数を入れ、その合計点をもとにチェック
します。どれか1つの症状でも強く出れば「強」に〇をして下さい。
 

 
 

 
 
 
 
 

更年期障害の治療

 
治療法には、3種類あります。いずれの治療も保険が効きます。

①女性ホルモン補充療法(張り薬と飲み薬)

女性ホルモンを薬として補う治療法です。ジェルや張り薬、飲み薬を使用します。

長所

治療効果80%と高い。骨粗鬆症、高脂血症にも良い。子宮体癌の予防、美肌効果がある。
   

短所

5年以上治療すると、乳がんのリスクが高まるため、治療は5年以内が望ましい。ホルモン補充療法中は、毎年、乳がん検診を受ける必要がある。副作用として、稀ではあるが、血栓症が起きうる。


★ホルモン補充療法を受けてはいけない人

乳がん、子宮体がん、脳卒中、重症の肝障害のある人、血栓症 


★ホルモン補充療法を受けない方がいい人

60歳以上の人、乳腺症、乳腺の良性腫瘍、高血圧、糖尿病、胆石症、片頭痛、高度肥満、タバコを吸う人


②漢方治療(飲み薬)

漢方薬による治療です。漢方薬の効き方には個人差がありますが、薬が合えば、劇的に効きます。

長所  副作用が少ない。飲み薬なので簡単。

短所  薬の効き方に個人差がある。



③プラセンタエキス治療(注射)

プラセンタエキスとは、ヒトの胎盤を原料としたエキスです。

初めは、週2回、3週間の注射をおこない効果判定をおこないます。

効果があった場合は、治療を継続致します。おおむね週1回のペースで通院される方が多いですが、通院頻度は患者様の体調や都合に合わせて適宜調整しています。

 


 長所

治療効果70%と高い。美肌効果がある。疲労にも効果がある。

短所

注射なので、こまめな通院が必要。副作用はほとんどないが、ヒトの胎盤を原料としているため、プラセンタ治療を受けている人は献血できない。


以上のように、それぞれの治療法には長所と短所がありますし、どれが一番良いかは一概には言えません。

 

それぞれの治療内容の特徴を理解して、ご自身のライフスタイルに合った方法を選びましょう。まずはご興味のある治療法から始められるとよいと思います。